動物とふれあうときも、対等な「生命の瞬間のぶつかりあい」という交歓を求めた岡本太郎。
そんな岡本ですが、鳥には特別な関心を寄せていたといいます。岡本は、鳥は「天から降って来た生命である、と同時にわれわれの天上への祈りを媒介するような」存在であると書き記しています。
とりわけ、岡本が「わが究極の友」として愛したのがカラスです。高貴な存在感に加え、群棲動物でありながらもおのおのが独立したあり方を、岡本は理想的な生き方と考えていました。
本展では、意外にも深い、岡本太郎と鳥の関係に着目し、タイトルに鳥を冠する作品から、くちばしや羽のようなものが描きこまれた作品、また画家としての転機でもあった、ガア公と過ごしたころの作品を展示します。
主な作品
油彩 《傷ましき腕》《夜》《重工業》《エクセホモ》《アドレッサン》《夢の鳥》《行列》
彫刻 《瑞鳥》《鳥》《ノン》《太陽》《太陽の塔》
その他 インダストリアル《夢の鳥》、テキスタイル《鳥》 等
■開催期間会期: 2023年4月20日(木)~7月2日(日)
■開館時間: 9:30~17:00(入館16:30まで)
■休館日: 月曜日(5月1日を除く)、5月9日
■観覧料: ●4月20日(木)~4月28日(金)、6月27日(火)~7月2日(日)※常設展のみ開催
一般500(400)円、高・大学生・65 歳以上300(240)円、中学生以下は無料
●4月29日(土祝)~6月25日(日) ※企画展とのセット料金
一般1,000(800)円、高・大学生・65 歳以上800(640)円、中学生以下は無料
※( )内は20名以上の団体料金
※開催期間等、変更になる場合がございます。最新の情報はホームページをご確認下さい。